今年も押し迫った今月25日に畑の斜面の木の伐採を行いました。
南向き斜面なので、太陽光が設置できないかという計画です。
とても素人が倒せる大きさの木ではなかったので、プロの林業家の山路さんに春野からお越しいただきお世話になりました。
彼は伐採する技術が広く一般に広がっていくことが重要という思いで各地での伐採作業に取り組んでおられます。
初回の25日は伐採予定樹木の約半分ほどをくらい切っていただきました。
さらに伐採した枝や葉の片づけを薪ストーブユーザーの方にも手伝っていただきました。
薪ストーブの課題は薪の安価な調達とのことで、今回の材も有効に使っていただければお互いにハッピーです。
薪にするために運び出す必要があるのですが、とりあえずしばらく斜面に放置して、ある程度乾燥してから運ぶ段取りをすることにしました。
これからも、畑に入れる炭を作るために近くの林の木を使っていきたいと思っているので、できるだけ自分で伐採できるようになりたいし、薪ストーブユーザーさんたちとの交流も増やしていきたいです。
楠(くすのき)の伐採では、結構なにおいが出ておりました。
私の周りで「和ハーブ」に注目する方が増えておりますが、楠のにおいも有意義に使えないか、と思いました。
私はこのにおい好きですけど、薪ストーブを使っていると楠のようなにおいの出る木の薪を使うと相当服ににおいがつくそうで悩みもあるようです。
今回も山路さんの林業技術を一般に広めるという熱い使命感のおかげでいろいろなことを学ばせていただきました。
・チェーンソーの目立ての仕方
・チップソーの研ぎ方
・刈払機用笹刈刃を使って、下刈りとともに相当な太さの木も切れること
・追い口を作ることは、ちょうつがいを作ることで、ちょうつがいの位置を調節して木が回りながら倒れる方向を定めること
・安全面からは倒した木が地面に接する部分が確定して安定するまで気を抜かないこと
技術を囲い込むより「オープンソース」的な発想の方が結果的には業界の発展につながることは、どの世界でも起こっていると思います。
おそらく林業家の間でも、職人が技術を伝承してしまったら依頼者が減ってしまうという商用ソフトウェア的考えが主流でしょうから山路さんのご苦労も多いでしょうね。ぜひ応援したいです。頑張ってください。