「新所 海のようちえん」準備をしながら思うこと

5月13日から「新所 海のようちえん」の毎月開催(5~10月)を始めます。
昨年9月にみやこだ自然学校が出張した形でテストトライを行ってもらった「海のようちえん」のネーミングを引き継いでおります。
「海のようちえん」は、最近各地で開かれている「森のようちえん」からのイメージ連想を期待して使っております。
この名称は、静岡県立三ケ日青年の家との連携にも一役買っていただきました。

一方、湖西市新所のウォーターフロントには「女河浦」という地名がなじみ深いので、村おこし的な意味を持たせたいという気持ち、さらにその女河浦には自然豊かなの丘もあり里海だけでなく里山の恵みもあることえお伝えたい気持ちから、今回、助成金という形で支援いただける「セブンイレブン記念財団」に向けては、「女河浦元気プロジェクト」が主催する「女河浦の丘自然学校」という名称を使っております。
先日、「女河浦の丘」に建つ「東山ロッジ」を管理されている地元出身の先輩にお会いすることができたり、「女河浦の丘」を通行できる新ルートを開拓したりとこの場所にもやっとなじみができ始めておりますので、徐々に「女河浦の丘」も前面に出していこうかと考えております。

静岡県立三ケ日青年の家の協力で、5月13日(土)の「新所 海のようちえん」には3歳から漕げる10人乗りのカヌーが新所に登場します。
イメージはTDLの「ビーバーブラザーズのカヌー探険」の3歳でも漕げる版です。

静岡県立三ケ日青年の家が、新たに独自開発した団体向け教育用の船という貴重なものでもあるので、広く皆さんにしていただくために当日はメディア露出も考えておられるそうです。
「新所 海のようちえん」準備をしながら思うこと

これには新所に非常にインパクトをいただけるとともに、ある意味もっと大きな副産物もあります。

それは、我々が一般向け、親子向けのイベントをこれから行っていく上で、「安全管理」の精神を植え付けることが非常に重要という意識を喚起していただけることです。
先日、三ケ日青年の家主催の「海洋活動指導者研修会」に学校の先生方に交じって参加してきました。
6年前の事故の教訓から非常に徹底した安全管理の保険を幾重にもかけていることが印象的でした。
実習では、20人乗りのカッター訓練ではありましたが、みんなで舟をこいで目的地に着くことの達成感を疑似体験しました。
湖上から望む「三ケ日青年の家」です。
「新所 海のようちえん」準備をしながら思うこと

「新所 海のようちえん」当日は、10人乗りのダブルハルカヌーともにスタッフお二人が新所に来ていただけることになっております。
運営者として一緒に参加者の安全のための取組をしながらしっかりお手本を学びたいと思っております。

さて、「新所 海のようちえん」開催でお世話になる、「みやこだ自然学校」のらいおんさんで有名な加藤正裕氏と「静岡県立三ケ日青年の家」の城田 守所長は前の職場で知り合って以来のお付き合いです。

加藤さんには「環境教育サービス研修」の企画コーディネートでお世話になりました。その時は、この県西部地方のいろいろな自然体験を伴うアクティビティや運営する団体に一緒に行ったりして楽しい仕事でした。
都田の古民家や裏山をベースに近隣の畑や田もフィールドに使った「里の家(みやこだ自然学校)」の活動でおなじみと思います。
良いと思うことはすべて自分で実践して世に投げかけるというスタンスを貫いておられるのがいつもすごいと思っております。

城田さんは、当時、民間の立場で水辺を安全に楽しむレジャーや船の普及活動をされており、「ミニボート教室」開催でご一緒させていただきました。
幼少期に自転車に乗った子が、大人に乗ってバイクに乗るように、幼少期に海水浴など海辺で遊んだ子でないと大人になって船に乗らないだろうと、当時から、幼少期の体験機会を大事にされておられました。
城田さんも含め、この地方ではY発出身者の経営者が多いのですが、皆さんが出身元のY発精神をいつまでも愛しているという印象があります。
三ケ日青年の家では、城田さんが所長になってから、事故の教訓を浸透させ、地域に溶け込む活動も始め、利用者数が右肩上がりで増えております。

全くベースのないB級集落・新所に来てもらって、参加者には何を持ち帰ってもらえるのだろう、責任もって参加者の時間を預かれるのだろうか、という不安が高い中、人のふんどしで・・・的な一面もありますが、お二人の経験は大変貴重です。
参加者とともに、今後も初心者・新所を暖かく、厳しく育てていただけると勝手に期待しております。


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