B級集落
新所は「昭和テイストなB級集落」と勝手に定義しております。
B級というとB級グルメやB級映画に代表されるように、極上なものではないが、親しみやすさや、自分だけのこだわりを持てる、という、イメージだと思います。誰か愛する人がいてこその「B級」です。
だれも「B級」ととりあげなければ、人々の記憶から消えていく可能性が高いものともいえます。
私のイメージする新所のB級なものたちの例です。
B級田園風景
B級な漁港
稲を干す昔からのB級農法
しょうがを埋ける昔からのB級農法
町内にある社宮に祀られるB級神様
これらは将来、気が付いたらなくなっているものもあるでしょう。
B級なゆえに、とりあげなければ、人々の記憶から消えていって、
けっこう昔は豊かな集落であったらしい、などと語られる将来もリアルに想像できます。
愛すべき「B級」集落として、どうとりあげたらよいだろう?とよく考えます。
一度コミュニティがゼロクリアされた山村に、新たな魅力を発見した人が中心となって素敵な田舎の町として生まれ変わったような地域もあります。
一方、そこそこの利便性と働く場所もある新所は、現存するコミュニティの中で暮らすことが前提です。
都会に比べるとわずらわしさがありながらも、B級なものを囲んで、老若男女が集えるきっかけが各種あって、土と水を身近に感じながら暮らせるまちとしての「昭和テイストなB級集落」かななどと考えます。
子供をはじめとして老若男女がそれぞれに分かれて、自分と同質な集団で過ごすのは、楽だし、効率的で快適かもしれないけど
個人的には、あえてごちゃまぜにして暮らす生活がこのB級集落にはフィットすると思っております。
来年に向けて、ごちゃまぜ生活の提案機会をいろいろ作りたいなと思っております。
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