収穫ワークショップ 2日目、3日目(11/3、11/5)も、年齢、性別バリエーション豊かな参加者に手伝っていただきました。
11/3
11/5
ご縁によるきっかけで干し芋用のサツマイモと出会い、今年からサツマイモの栽培を始めましたが、
一通り収穫まで携わってみてサツマイモのいろいろな特長に気づきました。
中には、ゲストを招いたからこそ気づいたものもあります。
①たぶん誰でもできる(初心者向け)
私のような素人が、耕作放棄地をおこすところから始めても、それなりに収穫までこぎつけられます。
新規就農者のトレーニング用作物として適しているとも感じます。
サツマイモから農業にエントリーしようという人をサポートできたらと思います。
②食糧として頼りになる
主食となりえる作物です。
親の世代の貧しい時代は白米よりイモを食う機会の方が多かった時代もあったといいます。
それは、やせた土地でも、水が無くても育ち、食糧生産として簡便で安定感があるということだったと思います。
米を始めることを思えば、圃場を作るハードルも低く、天候の影響も少ない作物です。
保存がきくところが他の野菜と比べても主食になりうる特長です。
サツマイモを栽培していれば、とりあえず栄養源があるという安心感が得られます。
③サバイバルを身近に学べる
わが出身小学校でも、地元農家の協力で、米とサツマイモ栽培の体験をさせています。
サツマイモでなくてもいいのしょうが、畑に連れ出し、食べ物ができる姿を見せるのに最も身近です。
苗挿し、収穫ワークショップには、親子で参加いただくお母さん方の参加者もおられます。
食べ物への感謝の心をはぐくむという普通の学びもありますが、農村は立ちションができる場所が多いので、この機会に子供に立ちションをさせるのだというお母さんがおられました。
トイレがないところでもビビらないように、ということのようです。
意識的か無意識にか子供にサバイバルする力を学んでほしいというお母さんが増えているのではないかと感じます。
④(おまけ)さらに海でサバイバルが学べるのでは
別の機会に子供と大人と一緒にレースができるOP級ヨットの話を聞きました。
大人は理論に基づき操船するのですが、子供は風を自然に感じて操船する傾向があるらしく、子供が勝つ場面も多々あるのだそうです。
海のアクティビティは自然と向き合う力を育てるのでは、と思いました。(この特長をブラックに使った戸塚ヨットスクールなんて言うのもありましたが)
わが師匠は、SUP(スタンドアップパドルボード)でルアーのトローリングをしてタンパク質源をゲットしています。
陸からアプローチできない魚のポイントまで求めていける力があれば、イモの炭水化物と合わせて、さらにサバイバル力が高まります。
子供のころから海のアクティビティを絡めてめることでサバイバル基礎力を高めることができると真剣に考えております。
⑤(さらにおまけ)サツマイモのフィットネス効果
高い栄養源を誇るサツマイモはずっしり重いので、体力を使う作物です。
「座りすぎ」が新たな現代病を招くと言われ、ジムなどに通って汗を流す意味は十分あると思いますが、サツマイモ栽培で汗を流すのも同様な効果が得られ安価にフィットネスが得られます。
健康になると同時に体力がつくとサバイバル力も高まるかもしれません。
こんなサツマイモの特長を生かして
「サバイバル力を高める」を隠しテーマに、サポート付き市民農園的に農地を貸し出せたらと妄想し始めております。
ぜひご意見などいただけたらうれしいです。